2007-5-11

室内でのスナップ写真

こういう仕事をしていると、仕事に関係なくスナップ写真の撮影を頼まれる事が多い。
というか、最近は仕事で頼まれる事はないけれど、パーティーなどに来賓として招待されても、カメラを持っていないと何をしていれば良いのかわからない。

写真の原点は記録であるなら、スナップ写真は、その基本かもしれない。
大切な事はシャッターチャンスである事は間違いないが、せっかく良いタイミングで撮影してもスナップ写真の撮影現場の環境は複雑なため、予想外に暗くなったり、思い通りの色にならない事が多い。
特に、パーティー会場などの室内の場合、人工光源はアンバー系の色が多く、それにプラスしてカメラ側のフラッシュを使用した場合、その色調は、かなり青く感じる。

結婚式のスナップ写真を見せていただける機会があったので、撮影者の許可をいただき掲載させていただきます。


ストロボを使用していない画像。

明度の問題もありますが、人間の目が感じた以上に、かなりアンバー色が強く写ります。
アンダーぎみになってしまうのは、カメラに内蔵されている露出メーターが、白い壁に影響を受けているからです。
適度なアンバーは、場の雰囲気が出て良いものだと思いますが、強くなると色調がしつこく感じます。


少しアンバー色を補正して、明るくしました。

それぞれ好みの色があるため、どちらが正しいとは言えませんが、 この方が、一般的かも知れません。

式場の中にあったぬいぐるみの人形でしょうか。
同じように色かぶりをとってみました。

このような場合は、比較的単純な色補正でかなりよくなります。

問題は、ストロボ(スピードライト、カメラ付属のフラッシュ)を使用した時です。

普通に撮影すると、こんな感じによくなります。
手前がフラッシュの影響で、本来は正常の色調なのですが青く感じ、奥が赤い色調になってしまいます。
この画像は、外で撮影された画像ですが、室内でも同じような結果になります。
撮影者はそれをを考慮してか、室内では、ほとんどフラッシュを使用していないようでした。
これは、背景の人工光源と前から当てたフラッシュ光の色温度に大きな差があるためです。


これは、画像加工ソフトを使用して、その色調の差をなるべくなくしてみました。
こいう場合は、赤っぽい方が良いとか青っぽいほうが良いとかではなく、まず色調を統一する事が優先だと思います。
しかしこういう加工は、一枚一枚その状況に合わせた加工が必要なので、けっこう手間がかかります。
これを撮影段階で解決するには、フラッシュの前にアンバー系のフィルターを使用して撮影する方法があります。
しかし、濃いフィルターが必要なため、フラッシュの光量が落ち、光量的にかなり不利になります。


教会のスナップ写真ですね。

人の入っていない、こういうカットには、なかなか目がいかないものですが、良い記録写真だと思います。
式を挙げたご本人達には、式場のパンフレット掲載されている教会の写真ではなく、この時のこの状況の教会の写真がきっと大切な思い出のワンカットになります。


少し傾きを修正して、色調を印象深くしました。
特に、建築物などが画面に入っている場合、カメラを極力傾かないように注意して撮影すると、写真に落ち着きができ良さが引き立ちます。
逆に言えば、ほんの少しでも画面が傾いていると、集中して撮影していないように見え損をします。

画像掲載を快く許可いただいきありがとうございました。
お二人が、今後、幸せな家庭が築けるようお祈りいたします。

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